痛風対処法

痛風の独特の症状の特徴、発症原因、男性・女性の割合、治療・対処法の解説。

◆痛風対処法の解説(もくじ)

◆痛風発症率の90%以上が成人男性って本当?

 帝王病・贅沢病とも呼ばれる痛風疾患。この痛風疾患は大半のケースで男性に多く発症する傾向があることが確認されております。発症確率で言えば実に9割以上が男性です。ここでは男性と女性ではなぜ発症確率が異なるのか?また女性でも痛風症を発症しやくなる年代など、痛風の基礎知識について学習して行きましょう。
1.痛風とは?
2.発症割合は9割以上が男性
3.女性が痛風になりにくい理由
4.女性の場合は更年期を過ぎると発症しやすくなる

◆痛風とは?

 痛風とは、膝や股関節、足関節などの関節内に「尿酸」と呼ばれる物質が蓄積することによって激しい痛みを引き起こす関節の病気のひとつです。

 発症原因が栄養分の偏りによる偏食や、食べ過ぎなどによる原因から発症する傾向にあることから
●帝王病
●贅沢病
 などとも呼ばれる事で有名な膝や足の指などに痛みを生じる病気です。

◆発症割合は9割以上が男性

 痛風の発症率は一般成人のデータによると実に全体の90%以上が成人の男性に発症することもわかってきております。

 会社でのお付き合いや夜遅くまでの残業後の食事。

 このような不規則な食生活を伴う生活習慣が男性に多いという現状を示しているのかもしれません。

※痛風の発症率は圧倒的に男性が多い

 痛風の最大の特徴はこの成人男性にとにかく圧倒的に多く発症する点にあるとも言えるでしょう。

◆女性が痛風になりにくい理由

 痛風は男性の発症割合が非常に高い傾向を持つ病気ですが、女性でも極希に症状を発症するようなケースがあります。

 しかし、その前に何故女性は痛風症を発症しにくいのでしょうか?

 この女性に痛風が発症しにくい原因のひとつ後述していきますが痛風の原因物質である尿酸と女性ホルモンの関連性が関与してきます。

 女性は文字通り女性ホルモンが男性よりも多く分泌されることで女性らしい体へと変化し、女性としての機能が成熟していきます。

 また、この女性ホルモンは肉体的な影響の他にも様々な働きを持っており、そのひとつの働きとして尿酸の利尿作用という働きがあります。

 尿酸を関節内に貯めこむことが少ない女性は痛風になりにくい理由がわかりますね。

◆女性の場合は更年期を過ぎると発症しやすくなる

 女性が痛風症を発症する確率が非常に低い原因は、前述した通り女性ホルモンの分泌による影響を受ける為です。

 しかし、更年期を迎えると女性の体は女性ホルモンの分泌量が急激に低下するため様々なトラブルを起こすようになります。

 この更年期特有の病気を更年期障害とも呼びますが、痛風の女性患者の大半は閉経後など女性ホルモンの分泌量が低下しはじめてから発症する傾向があるため、更年期以降は女性であっても痛風の発症確率が高くなると把握しておきましょう。

 とは言え、男性の痛風発症者数と比較すると、やはり女性が圧倒的に少ないという傾向に変わりはありません。