乳幼児に見られる口内炎の特徴は発症する大半がウイルス性の口内炎であるという点です。ここでは赤ちゃんに発症する口内炎の特徴と治し方について解説します。
妊娠初期~の妊婦の口内炎の原因には女性ホルモンの分泌量の変化が口内炎を発症させる要因のひとつにありました。
対して赤ちゃんや子供に多く見られる口内炎はウイルス性の口内炎が大半のケースを占めます。
中でも1歳~3歳の乳幼児に多く見られる口内炎の原因として最も多い症状がヘルペスによる口内炎です。
ヘルペスはアトピー性皮膚炎と並んで比較的多く見られる皮膚疾患のひとつでウイルス性の感染症です。
ヘルペス性口内炎の特徴は、ヘルペスウイルスの滞在期間中、痛みと共に発熱を伴うという大きな特徴があります。
口腔内に口内炎が見つかり、かつ発熱を伴っているケースでは、ヘルペス性の口内炎をまず検討しなくてはいけません。
特にアトピー性皮膚炎をもつ子供のケースでは、ヘルペスを発症する可能性が非常に高く体調を崩した際に頻繁的に発症を繰り返す事もあります。
尚、ヘルペス性口内炎の痛みが長期間に渡って続くケースでは子供の体力が大きく失われ脱水症状などを併発するので水分の補給が非常に重要となります。
昔から、おばあちゃんの知恵袋として「口内炎になったら蜂蜜を飲みなさい」と言われております。
しかし蜂蜜は本当に口内炎に効果があるのでしょうか?
実は、はちみつは「甘味料」・「栄養補助食品」としてだけではなく、列記としたお薬として認められている食品でもあります。
「日本薬局法」においても「はちみつ」は医薬品として記載されている事はあまり知られていない事実でもあります。
はちみつは幼児や子供にとっては味も甘く理想の医薬品と言えるかもしれません。
しかし、1歳児以下の乳幼児の場合は、はちみつに含まれる「ボツリヌス菌」を退治する能力が乏しいため、使用はかなり限られておりますので注意が必要です。
尚、はちみつが医薬品として認められている効能には、「殺菌」・「消炎作用」・「消毒」などの効能があります。
市販されているものとしては「蜂蜜入りのうがい薬」や「はちみつ成分配合の口内炎用の抗炎症剤」などが薬局で販売されております。
栄養価も高く、ビタミンも豊富なはちみつは、妊婦や幼年期以上の子供にとっても安心できる薬であるとも言えるでしょう。
味もおいしく栄養も高く口内炎治療にも役立つはちみつは不思議ですね。