ものもらいは、目に直接触れる接触感染によって細菌の感染がおきるケースが大半です。ですから、このような状況になりやすい環境にある方には、常にものもらいを発症する可能性があると言えます。ここでは、主な感染経路や近年急速に普及したコンタクトレンズによる感染の可能性について学習します。
近年になりものもらいを発症するケースの中でも急増しているケースは
●コンタクトレンズの汚れ
によって細菌感染を発症するケースです。
コンタクトレンズは、眼球に直接あてる製品です。
その為、コンタクトレンズの取り扱いや保管方法はかなり清潔感を意識して管理しなければなりません。
コンタクトをつけ始めたばかりの頃はケアも細かくやっている方が大半ですが、慣れてくると徐々にレンズの保管方法や取扱がやや雑になてきてしまいがちです。
ものもらい症状を多く発症する方の傾向としてコンタクトレンズの使用者が急増している点があげられます。
最近では使い捨ての1dayタイプコンタクトレンズなどの広い普及もあり使用者が非常に多くなりました。
コンタクトレンズは目に直接あたるものですから、装着前にまつげなどに触れるだけでも細菌感染を起こす可能性があります。
治療用に使用する抗菌目薬などを使用する際も決してコンタクトレンズを付けたまま使用してはいけません。
コンタクトレンズを使用する際はこのような基本的な知識をしっかり身に付けて使用する事が大切です。
コンタクトレンズ以外の感染経路としては
●前髪が長く目に直接触れる
●汚れた布団やタオルで目をこする
●化粧が落ちて目に入る
などの要因によって、まぶたやまつげの細菌が目に進入する可能性が検討されます。
ものもらいを予防するには、まずこれらの習慣を整える事が大切です。