残尿感・夜間頻尿の原因と改善法

夜間頻尿の対策・改善法の解説。男性も女性も30代を過ぎると誰もが残尿感を感じるようになるって本当?

◆残尿感・夜間頻尿の原因と改善法の解説(もくじ)

◆トイレに間に合わない!高齢者のおもらし原因を学ぶ

 おむつコーナーを覗いてみると赤ちゃん用のおむつだけでなく高齢者用のおむつが販売されていることは皆さんご存知のはずです。人は歳を重ねるごとに赤ちゃんに帰っていくとも言いますが、排尿トラブルは切迫性尿失禁によってどうしても我慢出来ないおもらしであるケースもあることを把握しておくことが大切です。

◆高齢者・シルバー世代の尿漏れ・おもらしの原因を学ぼう

【尿漏れ・おもらしの原因について】

 高齢者がおしっこを漏らしてしまう事はよくある事ですが、介護などをしていると最初はどうして?と感じてしまうこともあるかもしれません。

 日本は今、高齢化社会へとどんどん突き進んでおりますがこれから高齢者との関わりが増えていく中で若い世代の方は、この尿漏れには原因があることを覚えておく必要があるでしょう。

 女性の頻尿症状の原因の項でも解説しておりますが、頻尿症状を発症する要因のひとつに過活動膀胱と呼ばれる膀胱が過剰に反応する膀胱の疾患があります。

 過活動膀胱の診断基準のひとつである切迫性尿失禁は特に高齢者に多く発症する病気のひとつです。

◆50代以降・60代~70代になれば10人に一人が悩むおもらしの原因は?

 切迫性尿失禁は特に高齢者に多く発症する排尿トラブルをもたらす病気のひとつで、何らかの原因が関与して症状を発症しております。

 まだ全ては解明されておりませんが、男性の前立腺肥大症や、脳梗塞・脳出血などの脳疾患、そして脊髄損傷・脊髄梗塞などの脊髄性の疾患が原因となって、切迫性尿失禁を発症する可能性があることも徐々に解明されつつあります。

【切迫性尿失禁を発症する可能性が検討される病気】
☆前立腺肥大症(男性)
☆脳梗塞・脳出血
☆脊髄損傷・脊髄梗塞
☆腎臓系疾患

 特に50代以降に多く発症し60代~70代になれば10人に一人は切迫性尿失禁による悩みを抱えていると言われております。

 10人に一人はなる可能性を持つ病気ですから、高齢者のおもらしは決して珍しい症状ではないのです。

◆切迫性尿失禁によるおもらしの理由

 切迫性尿失禁によっておもらしをしてしまう原因についてもう少し詳しく原因を探ってみましょう。

 切迫性尿失禁の症状の最大の特徴は、前触れもなく突然非常に強い尿意をもたらす点にあります。

 今まではトイレまで我慢できていた尿意もこの疾患を発症するとトイレまで我慢することさえも難しくなるのです。

 ドラッグストアでは赤ちゃんのおむつだけでなく高齢者用のおむつも多く販売されているのはこのような突然の強い尿意をもたらす切迫性尿失禁や尿漏れがあるためなのですね。

切迫性尿失禁の対処法

 もし自分の両親がおしっこをもらしてしまった場面に遭遇すると最初は驚いたり、少しショックを受けるかもしれません。

 しかしいつしか遭遇するかもしれない場面に備え、これは我慢したくても我慢できない症状であり比較的良くある反応の1つであることを把握しておきましょう。

 本人も落ち込む事が多い症状ですから、励ましながら治療を行なっていくよう心がけると本人も、そして介護側にあたる自分自身の気持ちも楽に保てるかもしれません。